『棚板』の話
収納棚の作り方。
高断熱・高気密住宅を手掛けているスギケンです。
本日は家の収納『棚板』の話です。
工事中の棚板工事の様子ですが、このようになっています。
棚の高さが調整できる『可動棚』という仕様です。
これは、ラワンランバーという材にて造っております。
スギケンでは、クローゼット(一般的には扉のある収納)を設計段階で造らず写真のようなオープンな収納を大工さんに作ってもらいます。
なぜかというと、先のブログで『高気密』による『換気』がしっかりされるので、あえて扉をなくしオープンにすることによって『埃溜まり』がないようにしております。
打ち合わせの段階でお施主様には説明し、もし後で見えなくしたいという場合にはカーテンもしくはロールスクリーンをつかって目隠ししてくださいとお伝えしております。
メリットは『扉』がないことによる埃溜まりがない事と『扉の材のお金』がかからないので他に予算が回せること。デメリットは『見えすぎる』のでプライバシーの点で気になる方もいらっしゃると思います。
これは棚板の部材ですが、左のように『棚板』『棚柱』『棚受け』にて施工されております。
この棚受けを好きな高さに調整して使っていただき、棚板が足りなければすぐ追加できるメリットがあります。ここで大事になってくるのが右の写真のように『棚柱』をしっかり固定するための下地が必要になってきます(棚柱はビスにて固定します)。なので写真のように『ベニヤ』にて壁を作っておくなどの施工が必要になってきます。
ちなみに右写真の『ボード』ではビスはききませんのでご注意ください。
最後に『下地ベニヤ』のお話。
これはリビングのテレビを設置する壁の部分です。
絵にもかいてありますが、テレビとテレビラックをこのように設置する予定です。
テレビラックは下の部分が開いている物を使い、そこにルンバを置く予定となっております。
ここで出てくるのが写真の『ベニヤ』の部分です。
ここはテレビ上に棚などを後付けしたくなった時の事を考えて『ベニヤ』にて施工されております。
先ほどの棚板施工の施工のように、ある程度予想がつくのであれば良いのですが住み始めて
『ここに棚が欲しい』と言われた時のためにスギケンではよくこのような施工をしております。
本日は棚の話と下地の話がごっちゃごちゃになってしまいましたが、一つの施工例として見ていただければ助かります‼